【学習記録】Amazon GlacierのExpedited retrievalについて調べた

Amazon GlacierのExpedited retrievalという機能でGlacierのデータへアクセスする時間を短縮することができるみたいなのでいろいろ調べました。
Amazon Glacierと表記されてる記事とAmazon S3 Glacierと表記されてる記事があってどっちが正解かわからないのでGlacierと書いておきます。

Glacierの公式ドキュメントは多分こちらです。

aws.amazon.com

Amazon S3 Glacier と S3 Glacier Deep Archive は、安全性と耐久性に優れ、きわめて低コストの Amazon S3 クラウドストレージクラスで、データのアーカイブや長期バックアップに使用できます。このサービスは、99.999999999% の耐久性を実現するように設計されおり、最も厳格な規制要件にも対応できる包括的なセキュリティとコンプライアンスの機能を提供します。

S3とGlacierの違いがわからなかったのでこちらの記事も読んでみました。

www.acrovision.jp

どうやら大雑把にまとめると、S3とGlacierはどちらもデータの保管に使えるが、S3よりGlacierの方が安い。
でもGlacierはデータの取り出しに時間がかかる、という感じっぽいです。

そこでGlacierのExpedited retrievalという機能を使うとGlacierでも5分以内にデータが取得できるとのこと。

英単語の意味もパッと見ではわからなかったので調べたとこr、expediteは促進、retrievalは検索でした。

docs.aws.amazon.com

Expedited以外にもStandard、Bulkなどのオプションがあるようです。

Expedited — Expedited retrievals allow you to quickly access your data when occasional urgent requests for a subset of archives are required. For all but the largest archives (250 MB+), data accessed using Expedited retrievals are typically made available within 1–5 minutes.

Standard — Standard retrievals allow you to access any of your archives within several hours. Standard retrievals typically complete within 3–5 hours.

Bulk — Bulk retrievals are S3 Glacier’s lowest-cost retrieval option, which you can use to retrieve large amounts, even petabytes, of data inexpensively in a day. Bulk retrievals typically complete within 5–12 hours.

それぞれのオプションでデータの取得にかかる時間が1-5分、3-5時間、5-12時間と変わるようです。
価格まではまだ調べられていませんが、おそらくデータ取得にかかる時間とコストの兼ね合いでベストな選択を探る感じになりそうです。

あと、上記ドキュメント探している間に冒頭で疑問に思ってたGlaceirの名称について答えているQ&Aが見つかりました。(勉強しながらブログ書いてます)

aws.amazon.com

Q: Amazon Glacierはなぜ今はAmazon S3 Glacierと呼ばれているのですか?
A: 長い間、バックアップおよびアーカイブストレージサービスである Amazon Glacier は、Amazon S3 のストレージクラスのひとつだと思われてきました。事実、現在 Amazon Glacier に保存されているデータのかなりの部分が、あまり使用しないデータを Amazon Glacier に移動する S3 ライフサイクルポリシーを使用しているお客様から直接送られてきたものです。本日、Amazon Glacier は正式に S3 の一部となり、Amazon S3 Glacier (以下、S3 Glacier) となったことを発表します。すべての既存の Glacier ダイレクト API は今までどおり機能し続けますが、S3 API を使用した S3 Glacier ストレージクラスへのデータの保存はさらに簡単に行えるようになりました。

今は正式名称はAmazon S3 Glacierとのこと。そしてAmazon S3 GlacierはS3の一部なんですね。

そのうち実際に手を動かしてAmazon Glaceirを使ってみたいと思います。が、しばらくはAWS試験勉強の問題を解くことに時間割いていきます。